2005年から昨年まで7年連続で毎年1勝以上を挙げてきた横峯さくらだが、今季初優勝を目指すべく単独首位からスタートした3日目は不本意な結果に終わった。

　国内女子ツアー今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは24日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に第3ラウンドの競技を終了。後続に1打差の単独トップからスタートした横峯は、バーディを1つしか奪えず、4オーバー76のラウンドで通算4アンダー3位タイに後退した。

　横峯は出だしの1番でボギーを叩くと、4番でもボギー。9番でこの日唯一のバーディを奪うも、後半13番、15番でボギー。さらに最終18番でこの日5つ目となるボギーを叩き、スコアを伸ばしたいムービングデーに1バーディ、5ボギーの4オーバー76と大きくスコアを崩した。残り18ホール、首位とは6打差あるが、苦しかったシーズンを吹き飛ばすようなチャージで再び優勝争いに加わってもらいたい。

　失速した横峯に代わって単独首位に躍り出たのは、今月初旬の伊藤園レディスゴルフトーナメントで優勝を飾ったばかりのイ・ボミ（韓）。この日は前半を2バーディ（ノーボギー）で折り返すと、後半出だしの10番でボギーを叩いたものの、直後の11番と14番でバーディを重ねて3アンダー69でフィニッシュ。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2週ぶりとなる今季3勝目に王手をかけた。

　その他上位陣は、首位に2打差の単独2位に朴仁妃（韓）がつけ、6打差の3位タイに横峯とシン・ヒョンジュ（韓）の2人。通算3アンダー5位タイに不動裕理、笠りつ子が続き、通算2アンダー7位タイにはディフェンディング・チャンピオンですでに賞金女王タイトルを確定させている全美貞（韓）のほか、フォン・シャンシャン（中）、森田理香子、馬場ゆかり、茂木宏美の実力者5人が並んでいる。