国内女子ツアー今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは23日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技が行われ、初日首位タイ発進の横峯さくらが3つスコアを伸ばし単独トップに浮上。1打差の単独2位に前日横峯と首位を分け合ったイ・ボミ（韓）がつけている。

　2005年から7年連続で優勝を飾っているものの、今季はここまで未勝利の横峯。第二の故郷ともいえる宮崎で、初日に続きこの日も快調なプレーを見せた。2番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、6番でこの日唯一のボギーを叩くも9番をバーディとして1アンダーでハーフターン。後半にも2つのバーディを加えて3アンダー69でフィニッシュした横峯が、通算8アンダーとし後続に1打差ながら単独トップに躍り出た。

　今季ここまで2勝を挙げ賞金ランキングでも4位のイ・ボミは、前半を1アンダーで折り返すと後半も2バーディ、1ボギーでプレーし2アンダー70でホールアウト。横峯に単独首位の座こそ譲ったが、通算7アンダーの単独2位と今季3勝目へ向け好位置をキープしている。

　イ・ボミから1打差の3位タイに今季米女子ツアー賞金女王の朴仁妃（韓）、茂木宏美、李知姫（韓）がつけ、さらに1打差の単独6位にシン・ヒョンジュ（韓）。通算4アンダー単独7位に笠りつ子、通算3アンダー8位タイに馬場ゆかりら4人が続いている。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンで今季の国内賞金女王タイトルをすでに確定させている全美貞（韓）は、この日2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず、フォン・シャンシャン（中）、申ジエ（韓）、木戸愛、佐伯三貴らと並ぶ通算2アンダー12位タイに後退している。