国内女子ツアー今季最終戦、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップが22日、宮崎県の宮崎カントリークラブを舞台に開幕。ツアー8年連続優勝を目指す今季未勝利の横峯さくらがノーボギーの5アンダー67をマークし、イ・ボミ（韓）と共に首位タイ発進を切った。1打差の単独3位に李知姫（韓）、3打差の4位タイにディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）、米女子ツアー賞金女王の朴仁妃（韓）らがつけている。

　今季のツアー優勝者と先週までの賞金ランキング上位25名、世界ランキング上位のツアー登録選手のみ30人が激突する今季公式戦最終戦の今大会。この厚いフィールドで今季初優勝を目指す横峯が会心のゴルフを見せた。前半こそ9番でバーディを奪うまでパープレーが続いたが、後半に入ると一転、11番のバーディを皮切りに13番、14番、17番とバーディを重ねてノーボギーの5アンダー67。2005年から7年連続で優勝を飾ってきた横峯が、プロ合格の2004年以来の未勝利シーズンを回避するべく絶好のポジションを確保した。

　また、今季の賞金女王タイトルをすでに確定させた全も上々の滑り出しとなった。出だし3ホール連続でバーディを奪うなど、5バーディ、3ボギーで回って2アンダー70。朴や前週優勝の佐伯三貴らと並ぶ4位タイにつけ、上位から連覇を果たそうと狙っている。

　その他、笠りつ子、不動裕理らが1アンダー71でプレーして11位タイ、今季2勝目を目指す木戸愛がイーブンパー72で15位タイ。6月に同ツアー史上最年少優勝を達成して以来の参戦となる17歳のキム・ヒョージュ（韓）は1バーディ、2ボギーの1オーバー73で回り、服部真夕、申ジエ（韓）らと共に18位タイとやや出遅れている。