48歳M.A.ヒメネス欧州ツアー最年長V! 片岡は40位タイ
2012年11月19日(月)午前11:28
48歳のライダーカップ副キャプテン、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が歴史的快挙を達成した。
欧州、アジアン両ツアー共催のUBS香港オープンは現地時間18日、香港GCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、この日首位タイからスタートしたヒメネスが中盤4連続バーディで抜け出すと5アンダー65でホールアウト。ノーボギーの6アンダー64で追い上げたフレデリック・アンダーソンヘッド(スウェーデン)に1打差の通算15アンダーで逃げ切り、2年ぶりツアー通算19勝目を挙げた。
48歳10か月での欧州ツアー優勝は2001年のマデイラ・アイランド・オープンでデス・スミス(アイルランド)が記録した欧州ツアー最年長優勝記録を約9か月更新する大記録。これまでに挙げた19勝のうち12勝が40代になってからと大器晩成を地でいく息の長いプレーヤーだ。
「やっぱり優勝はいいね。これが最後にならないことを祈っているよ」とおどけながら逃げ切りVを喜んだヒメネス。バックナインに入ってからはバーディが奪えずスコアカード通りのプレーが続いたが、2日目以降はノーボギーの危なげないゴルフ。4日間を通してもボギーはわずか2つという抜群の安定感を見せた。
一方、2005年の全米オープン以来の優勝を目指したマイケル・キャンベル(ニュージーランド)はこの日2つスコアを落とし通算8アンダー8位タイで終戦。マーカス・フレイザー(豪)が通算12アンダーで単独3位、2週連続優勝を狙った19歳のマッテオ・マナセロ(伊)は通算11アンダー4位タイに終わった。
また日本勢唯一出場の片岡大育は1バーディ、3ボギーの2オーバー72とスコアを落とし、通算1アンダー40位タイで4日間の競技を終了。予選ラウンドを6位タイの好位置でクリアしながら3日目以降はボギーが先行する苦しい展開となってしまった。