H.ステンソンが5年ぶりV! メジャーチャンプも健闘
2012年11月19日(月)午前10:43
かつて欧州勢最高の世界ランクトップ10に君臨しながら、ここ5年優勝から遠ざかっていたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がウィナーズサークルに戻って来た。
アジアンツアーと共催で行われたUBS香港オープンと同時開催の欧州ツアー、SAオープン選手権は現地時間18日、南アフリカのセレンゲティGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71にまとめたステンソンが通算17アンダーまでスコアを伸ばして逃げ切り、2007年のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権以来5年ぶりにツアー通算7勝目を達成した。
この勝利でステンソンは賞金ランク59位から45位に浮上。次週行われるツアー最終戦のDPワールドツアー選手権 ドバイ(現地時間22?25日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)の出場権(賞金ランクトップ60のみに出場権が与えられる)を余裕で獲得した。また南アフリカのナショナルオープンをヨーロッパの選手が制したのは大会史上4人目で、スウェーデン勢の優勝はステンソンが2人目。
「ここ数年苦しんだだけにこの勝利は本当に意味がある。勝星が途切れてから、もう勝てないのではと真剣に思った。復活しようと必死で練習に励んで掴んだ勝利だけに心から開放感に満たされている」とステンソンは達成感を滲ませた。
3打差の単独2位に入ったのが南アフリカ期待の26歳ジョージ・コージー。3日目にコースレコードをマークしステンソンを追い上げたが、最終日は1つしかスコアを伸ばせなかった。その他、通算13アンダー3位タイにはこちらも復活が待たれる全米プロゴルフ選手権チャンピオンのマーティン・カイマー(独)とトーマス・エイケン(南ア)が入り、昨年のマスターズ以来の優勝を目指したチャール・シュワーツェル(南ア)は最終日5つスコアを伸ばし、通算11アンダー単独5位に順位を上げて終戦した。