H.ステンソン首位堅守 G.コージーはコース新で猛追
2012年11月18日(日)午前11:10
地元の新鋭がコース新をマークし追い上げる中、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が盤石の態勢で5年ぶりの優勝に王手をかけた。
アジアンツアーと共催で行われているUBS香港オープンと同時開催の欧州ツアー、SAオープン選手権は現地時間17日、南アフリカのセレンゲティGCを舞台に雷雨によるサスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。第2ラウンドをトップでクリアしたステンソンが第3ラウンドも中盤の3連続バーディなどで3アンダー69をマーク。通算16アンダーまで伸ばし単独首位の座をキープした。
ステンソンを猛烈な勢いで追い上げたのが26歳のジョージ・コージー(南ア)。1イーグル、9バーディ(2ボギー)の猛チャージで9アンダー63をマークした。セレンゲティGCのコースレコードを更新して通算13アンダーとした彼は、マグナス・A・カールソン(スウェーデン)と並び2位タイに急浮上。こちらも念願のツアー初Vが狙える位置を確保した。
「ジョージ(コージー)の追い上げは凄かったけれど、まだ自分の方が優位なポジションに立っている。ゴルフの調子も良いし最終日は後続を意識しつつ、自分のゴルフに集中したい」と首位の座を守ったステンソン。次週開催される今季ツアー最終戦のDPワールドツアー選手権 ドバイ(現地時間22?25日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)に出場するためには、賞金ランクトップ60以内が条件だが、目下ステンソンは59位。トップ60位以内を確定させるためにも明日は負けられない戦いとなる。
その他、尻上がりに調子を上げているマーティン・カイマー(独)が通算8アンダー6位タイ。昨年のマスターズチャンピオン、チャール・シュワーツェル(南ア)は通算6アンダー13位タイにとどまっている。