藍、3打差11位タイ好発進! 野村は18位タイ
2014年5月16日(金)午前11:15
宮里藍が米ツアー10勝目に向けて好スタートを切った。
米女子ツアーのキングスミル選手権は現地時間15日、バージニア州キングスミル・リゾート リバーCを舞台に第1ラウンドの競技を行い、6アンダー65をマークしたアザハラ・ムニョス(スペイン)、オースティン・アーンスト(米)の2人が首位を並走。1打差の単独3位で朴ヒーヨン(韓)が追走するなど3打差以内に17人がひしめく混戦模様となっている。
そんな中、宮里が日本への一時帰国でよみがえったパッティングを武器に笑顔でプレーした。10番からスタートすると11番、13番、15番とバーディを重ねて3アンダーでハーフターン。3番パー5ではイーグル奪取に成功して一時5アンダーまでスコアを伸ばした。その後、終盤の7番、8番で連続ボギーを叩いたものの3アンダー68で回り、11位タイと好ポジションにつけた。
この日のショットは、パー3以外の14ホール中9ホールでフェアウェイキープ、18ホール中12ホールでパーオンと平凡な出来。先週の国内女子ツアー、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップで8位タイとなった時に感覚を取り戻したというパッティングも18ホールで28パットとまずまず。それでも、中盤まではスコアを伸ばしたいところでしっかりパットを沈めた。悩んでいたパッティングの調子も上向きになったことでプレーのリズムも良くなり、上位フィニッシュも狙える状態になったようだ。
また、米ツアー初優勝を狙う野村敏京もショットが冴え、4バーディ、2ボギーの2アンダー69でプレー。首位に4打差の18位タイとこちらも上々の滑り出しとなった。
ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー(米)、クラフト・ナビスコ選手権チャンピオンのレクシー・トンプソン(米)が4アンダー67で4位タイにおり、元ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のヤニ・ツェン(台)、ジェシカ・コルダ(米)が宮里と同じく3アンダー68で回って11位タイ。現在ロレックスランク2位のステイシー・ルイス(米)、同3位のリディア・コ(ニュージーランド)、同5位のカリー・ウェブ(豪)が1アンダー70で29位タイにつけている。
一方、同ランク4位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)は1オーバー72で62位タイと出遅れ。ポーラ・クリーマー(米)、アンジェラ・スタンフォード(米)が2オーバー73のラウンドで79位タイ、有村智恵も1ダブルボギー、4ボギー(3バーディ)を叩き、今季2勝のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とともに3オーバー74の95位タイと苦しい初日となった。