雷雨順延 暫定単独トップのH.ステンソン5年ぶりVに意欲
2012年11月17日(土)午前10:42
アジアンツアーと共催で行われているUBS香港オープンと同時開催の欧州ツアー、SAオープン選手権は現地時間16日、南アフリカのセレンゲティGCを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、次第に天候が怪しくなり午後4時前に雷雨によるサスペンデッドが決まった。
そんな中、暫定ながら単独トップに躍り出たのがここ5年勝星から見放されているヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。第1ラウンドは6アンダー66で2位タイ、そして第2ラウンドは1イーグル、5バーディ、ノーボギーの圧巻のゴルフで7アンダー65をマークし、通算13アンダーでホールアウトしてトーナメントをリードした。
4打差の暫定2位タイにマグナス・A・カールソン(スウェーデン/18ホール終了)と第1ラウンド首位発進のメリック・ブレムナー(南ア/14ホール終了時点)がつけ、通算8アンダー暫定単独4位にロイド・サルトマン(スコットランド)。昨季のマスターズ以来優勝から遠ざかっているチャール・シュワーツェル(南ア)は14ホールを終えて2つスコアを伸ばし、通算6アンダー暫定8位タイにつけている。
5年前には欧州勢最高の世界ランクトップ10以内に君臨していたステンソンもここ数年の低迷で同ランク113位まで後退し、今季同ツアーではKLMオープンで5位タイに入ったのが最高。賞金ランクも目下59位とパッとしないが、今週が終了した時点で同ランク60位以内なら次週開催される今季ツアー最終戦のDPワールドツアー選手権 ドバイ(現地時間22?25日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)への出場権を獲得することができる。
「まだ残りホールは沢山あるけれど週末に向け絶好のポジションを確保することが出来た。ドライバーの調子が戻って来て良いショットが沢山あった。残り2日が大いに楽しみだね」と2007年のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権以来の優勝に意欲を見せたステンソン。
「去年一年間で打ったドライバーのナイスショットの総数と、今週のドライバーのナイスショットの数がおそらく同じくらいだったと思う。ドライバーが良いと本当に気分良くプレー出来る」と復調ぶりもアピール。果たしてステンソンがかつての輝きを取り戻せるか注目だ。