3日連続サスペンデッド R.マキロイ追撃の予感、日本勢全滅…
2012年11月11日(日)午前10:11
天候不順のため3日連続サスペンデッドとなる中、世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が追撃態勢に入った。
欧州、アジアン両ツアー共催のバークレイズ・シンガポール・オープン(シンガポール、セントーサGC ザ・タンジョン&セラポン)は現地時間10日、雷雨のためサスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行ったが、午後6時43分暗闇が迫り日没順延が決定した。
忍耐力が試される長い1日。暫定ながら首位に返り咲いたのは第3ラウンドを3ホールしか消化していないトーマス・ビヨーン(デンマーク)で通算9アンダー。1打差の暫定2位にクリス・ウッド(英/3ホール終了時点)、2打差の暫定3位にジョージ・コージー(南ア/4ホール終了時点)が続き、前日暫定首位タイのチャプチャイ・ニラット(タイ/4ホール終了時点)は通算6アンダーでフランセスコ・モリナリ(伊)と並び暫定4位タイに後退した。
第2ラウンドを通算2アンダー24位タイで終えたマキロイは第3ラウンドがスタートすると猛然とチャージを開始。2番でバーディ、4番でイーグルを奪ってリーダーボードを駆け上がったが、6番でダブルボギーを叩いて失速。それでもすかさず7番でバーディを奪い返し前半9ホールを2アンダー34で折り返したところでサスペンデッド。通算4アンダー暫定13位タイに浮上し、念願の欧米両ツアー賞金王奪還に前進した。
「途中まで凄く良いゴルフが出来ていたので6番のダブルボギーは残念。それでもすぐにバーディを奪い返したし、フロント9を2アンダーにまとめられたのは良かった。明日は早い段階でいくつかバーディを追加して最終ラウンドで優勝を狙える位置を目指したい」と若き世界No.1は上昇気流に乗るつもりだ。
その他のビッグネームは、アダム・スコット(豪/3ホール終了時点)とマッテオ・マナセロ(伊/3ホール終了時点)が通算5アンダー暫定6位タイ。下位で決勝ラウンド進出を決めたフィル・ミケルソン(米/4ホール終了時点)は通算1アンダー暫定37位タイにとどまっている。
一方、日本勢は全員が予選落ちという残念な結果に。池田勇太がカットラインに1打足りず通算2オーバー74位タイで涙をのみ、片岡大育と平塚哲二が通算3オーバー88位タイ、矢野東が通算4オーバー98位タイ、首痛を抱える小林正則は通算8オーバー126位タイ、塚田好宣は通算14オーバー142位タイで決勝ラウンド進出ならず。丸山大輔と丸山茂樹は棄権している。