R.マキロイ1打及ばず単独2位 優勝はP.ハンソン!
2012年10月28日(日)午後7:21
世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が終盤のチャージも虚しく、ひと回り年長のピーター・ハンソン(スウェーデン)に僅差で優勝を譲った。
舞台を上海に移して行われた欧州ツアーのBMWマスターズ(中国、レイク・マラレンGC)は現地時間28日、最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップのハンソンと単独2位のマキロイがともに最終日で5アンダー67をマークしたため順位が入れ替わることなく、通算21アンダーとしたハンソンが逃げ切って栄冠に輝いた。
「終盤はマキロイに追い上げられてプレッシャーがかかったけれどパットに救われた。マキロイが前半パットが入らなかった分、こちらに勝機があった」とハンソン。シーズン2勝、ツアー通算6勝目を挙げた35歳はこの勝利で世界ランク25位から自己最高の18位まで浮上することが確実となった。
また、好調の要因に関し「ここ数年でパットが随分良くなった。それが今季の好調に繋がっている」と振り返り、最後まで競り合ったマキロイに対しては「15番のイーグルは敵ながらあっぱれ。さすが世界クラス」と称えている。
15番のイーグル、16番のバーディでハンソンに詰め寄ったものの1打足りず単独2位に甘んじたマキロイは、「ちょっとがっかりしている」と落胆を隠せなかったが「自分のプレーには満足している。ただ前半ショートパットを5回連続で外したのが痛かった」と敗因を分析。そして「ハンソンは優勝に相応しいプレーをしていた。プレッシャーがかかるトップからスタートして67をマークしたんだから立派。今日の彼は手強かった」と完敗を認めた。
それでも賞金王を競うジャスティン・ローズ(英)が通算14アンダーの6位タイに終わったことで賞金王レースでは一歩前進。すでに決めている米ツアーの賞金王に続き、欧州でもマキロイがマネーキングに輝く可能性が高くなった。
その他上位陣は、通算17アンダー単独3位に世界ランク3位のルーク・ドナルド(英)が食い込み、通算16アンダー単独4位にイアン・ポルター(英)。通算15アンダーの単独5位にシェーン・ロウリー(アイルランド)、ローズと同じ6位タイにルイス・ウーストハウゼン(南ア)、ポール・ケイシー(英)ら5人が入った。