噂渦巻くR.マキロイ、L.ドナルドらが上海で激突!
2012年10月25日(木)午前10:44
トッププレーヤーたちが中国に集結し火花を散らす。
大詰めが近づいてきた欧州ツアーの今週の舞台は中国、レイク・マラレンGC。現地時間25日開幕の新規トーナメント、BMWマスターズで、世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)、同3位のルーク・ドナルド(英)をはじめとする実力者たちが激突する。
スポットライトが最も当たっているのは、もちろんナイキとの高額契約の噂が駆け巡っているマキロイだ。大会2日前の記者会見でも、遠まわしな言い方でその件についてたずねられたが、マキロイはうまくこれをかわしてみせた。「それはマネジメント会社の仕事。僕はここにゴルフに集中するために来ているんだ。ボールをホールに入れることについてずっと考えていたんだ。それについてコメントするのはもうたくさんだ」こう言い切ったマキロイ。一部報道では新しい契約は10年2億5,000万ドル(約200億円)という破格なものだが、噂はさておき、それだけの価値があることを、世界中の人々に見せ付けるプレーを上海の地ですることが出来れば最高だ。
今大会の賞金総額は700万ドル(約5億6,000万円)と超高額。残り6試合となった欧州ツアーの各タイトルの行方も気になるところだが、すでに米男子ツアーの賞金王が決定しているマキロイがこちらでもタイトルを取れば、昨季のドナルドに続く欧米同時賞金王となる。約57万ドル差(約4,500万円)でこれを追走する2007年欧州ツアー賞金王のジャスティン・ローズ(英)とは、予選ラウンドで一緒にプレーするとあって、こちらからも目が離せない。
他の出場者は、リー・ウェストウッド(英)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)、Y・E・ヤン(韓)、ベ・サンムン(韓)、マーティン・カイマー(独)など数え上げればキリがないほど豪華なものだ。ゴルフマーケットとして世界中のゴルフ関係者が注目する中国での新規大会の初代王者となるのは誰か。最後までじっくりと見守りたいものだ。