B.バン・ペルト、J.ダフナー下し豪州で逃げ切りV!
2012年10月21日(日)午後10:31
南半球に舞台を移した欧州ツアーのISPSハンダ・パース・インターナショナルは、オーストラリアのレイクカリニーアップCCを舞台に現地時間21日、最終ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったボ・バン・ペルト(米)が米国勢同士の優勝争いを制し、同ツアー初優勝を飾った。
最後まで圧巻のゴルフだった。バン・ペルトは出だしの1番で2.5メートルのバーディパットを沈めると、3番パー5でもきっちりバーディを決め、11番までに5バーディの猛攻で後続を引き離した。14番と17番でボギーを叩いたものの、通算16アンダーで単独2位に入ったジェイソン・ダフナー(米)に2打差をつけ危なげない勝利を手中に収めた。
「ジェイソンと2人で良い戦いが出来たよ。彼はワールドクラスのプレーヤーだから案の定かなりプレッシャーをかけられたけれど、自分も負けずに納得のゴルフが出来て良かった」と達成感を滲ませたバン・ペルト。「こういう優勝争いの緊張感を味わうために、普段から厳しい練習を積んでいるんだ。今日は本当に最高の気分だ」と喜びを爆発させていた。
一方、2打差で敗れはしたものの、スポット参戦の欧州ツアーで単独2位に食い込んだダフナーは「良い旅だったよ。ライダーカップの後、しばらく実戦から離れていたのに、休み明けにいきなり優勝争いが出来て心から楽しかった」と、バン・ペルトとのV争いを満喫した様子だった。
その他、通算11アンダー単独3位にアルハンドロ・カニサレス(スペイン)が入り、通算9アンダー単独4位にマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)。ポール・ケイシー(英)は通算8アンダーで今季初のトップ10入り(5位タイ)を果たしている。
また、2日目首位に立ち優勝戦線を引っ張った20歳の新鋭エミリアーノ・グリッロ(アルゼンチン)も、ケイシーと同じ5位タイに食い込んでいる。