来季シード目指すE.グリッロ、2イーグルで単独首位浮上!
2012年10月20日(土)午前11:02
20歳の新鋭エミリアーノ・グリッロ(アルゼンチン)が2イーグルを奪って単独トップに躍り出た。
南半球に舞台を移した欧州ツアー、ISPSハンダ・パース・インターナショナルは現地時間19日、オーストラリアのレイクカリニーアップCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日単独3位発進のグリッロが2イーグル、3バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークし通算11アンダーで単独首位に立った。
世界ランキング516位のグリッロに4打差の2位タイに、同ランク24位のボ・バン・ペルト(米)とジェイソン・スクリブナー(豪)がつけ、この日5アンダー67をマークした世界ランク10位のジェイソン・ダフナー(米)が、通算6アンダーで初日のトーナメントリーダーであるアルハンドロ・カニサレス(スペイン)とマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)らと並び4位タイに順位を上げている。
ライダーカップでも活躍したダフナーら実力者を抑えトーナメントをリードしたグリッロは、現在欧州ツアーの賞金ランキング112位。来季のシード権を確保するためには115位以内に入らなければならず、今週彼の目標は「上位に入ってシード権を確定させること」だと言う。だが、この日は本人が驚くほどラッキーの連続。1番でまず12メートルものロングパットをねじ込みバーディ発進すると、3番はバンカーからのサードショットが直接カップインするチップインイーグルを奪取。さらに9番パー4では残り100ヤードをサンドウェッジでピン奥2メートルに落とし、バックスピンでカップに入れ2個目のイーグル奪取に成功する。
「ショット的には昨日の方が良かったけれど、今日はイーグルに助けられました」と笑顔で語ったグリッロ。「大勢のギャラリーの前で気持ち良くプレー出来ています。まずはシード獲りが先だけれど勝てれば最高」と初勝利にも意欲を見せている。
一方、初日4位タイと好発進を切ったポール・ケイシー(英)は、3オーバー75を叩き通算2アンダーで23位タイに後退。地元で欧州ツアー4勝目を狙うブレット・ランフォード(豪)は、通算イーブンパー41位タイで予選を突破したが、チャール・シュワーツェル(南ア)はこの日4オーバー76と崩れ、通算3オーバー73位タイで決勝ラウンド進出を逃している。