S.ロウリーが逆転でプロ初Vを達成!
2012年10月15日(月)午前10:39
母国アイルランドの先輩、パドレイ・ハリントンがスコアを伸ばせず後退する中、25歳の新鋭シェーン・ロウリーが逆転でプロ初優勝を飾った。
欧州ツアーのポルトガル・マスターズ(ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC)は現地時間14日、最終ラウンドの競技を終了。首位と4打差の3位タイからスタートしたロウリーはこの日5アンダー66をマークし、通算14アンダー首位タイでホールアウト。最終組で回ったロス・フィッシャー(英)が最終ホールで「入れれば勝ち」のバーディパットを外すと、1.5メートルの返しのパーパットもカップに蹴られ痛恨のボギーフィニッシュ。先にホールアウトしていたロウリーが4打差を引っくり返し2009年アマチュア時代に1勝を挙げた3アイリッシュ・オープン以来、3年ぶりプロ転向後では初の栄冠に輝いた。
「信じられない! この感情をどう言葉にしたらいいかわからないよ。夢が叶ったとしか言いようがない」と喜びを爆発させたロウリー。アマチュア時代、22歳の若さで母国のナショナルオープンを制しセンセーショナルな話題を振りまいたが、プロ入り後は勝星から遠かった。しかし最終日は11番パー4で7番アイアンのセカンドショットを直接カップに沈めるなど圧巻のプレーで逆転Vを達成した。
最終ホールで3パットのボギーを叩いたフィッシャーが1打差(通算13アンダー)の単独2位。全米オープン制覇を果たした2005年以来の優勝を狙ったマイケル・キャンベル(ニュージーランド)が通算12アンダー単独3位に食い込んだ。ちなみに2005年以降は後鳴かず飛ばずで、一時世界ランク1,000位以下まで下がったキャンベルが4日間60台をマークしたのは9年ぶり。単独3位の成績はここ4年のベストフィニッシュだった。
また前日のトーナメントリーダー、ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)は通算11アンダー単独4位に終わり、予選ラウンド好調だったハリントンは通算6アンダーでライダーカップ組のひとり、フランセスコ・モリナリ(伊)らと並び16位タイで4日間の競技を終了している。