好調B.ウィースバーガー単独トップ浮上! P.ハリントンは後退
2012年10月14日(日)午前11:03
今シーズンすでに2勝を挙げ目下絶好調の27歳ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)が単独トップに躍り出た。
欧州ツアーのポルトガル・マスターズ(ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。前日2位タイにつけたウィースバーガーがこの日中盤の7ホールで6バーディを奪う猛攻を見せノーボギーの6アンダー65をマーク。通算13アンダーとし、前日のトーナメントリーダー、ロス・フィッシャー(英)に1打差をつけシーズン3勝目に王手をかけた。
逆転を許したフィッシャーは17番までウィースバーガーとともに首位を守っていたが最終18番で痛恨のボギーを叩き一歩後退、単独2位にとどまった。また通算9アンダー3位タイに、全米オープンで優勝を飾った2005年以来勝星から遠ざかっているマイケル・キャンベル(ニュージーランド)、シェーン・ロウリー(アイルランド)、リチャード・フィンチ(英)が並び、ツアー最年長Vを目指す48歳のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算8アンダー6位タイ。
久々に優勝戦線を賑わしていたメジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)はイーブンパー71とムービングデーにスコアを伸ばせず、通算6アンダーで前日の4位タイから12位タイに後退している。
単独トップに立ったウィースバーガーはラウンド中盤にバーディをかため打ち。「序盤はまさか65が出るとは思えなかったけれど、バックナインはすべてチャンス。もっと(スコアを)伸ばしていてもおかしくなかった」と好調ぶりをアピール。一方、ウィースバーガーに首位の座を譲ったフィッシャーは「最終ホールのボギーが痛かった。でもまだ試合が終わったわけじゃない」と最終日の逆転に意欲を見せている。
そして2005年の全米オープンチャンピオン、キャンベル。7年前はタイガー・ウッズ(米)との優勝争いを制して劇的なメジャー初Vを飾ったが、以降鳴かず飛ばずで現在世界ランク607位まで後退。2008年以降はトップ10入りもなく、一昨年は19試合に出場し予選を通ったのは1試合だけという屈辱も味わった。
「7年間勝っていないけれど、今週は自分でも驚くほど精神的に落ち着いている。明日が楽しみ」というキャンベルは、果たして最終日どんなプレーを見せてくれるのだろうか?