ライダーカップに出られなかったR.フィッシャーが首位タイ発進!
2012年10月12日(金)午前10:13
ロス・フィッシャー(英)が悔しさを糧に欧州ツアーのポルトガル・マスターズ第1ラウンド(現地時間11日/ポルトガル、オセアニコ・ビクトリアGC)で首位タイ発進を切った。
セルティック・マナー・リゾート(ウェールズ)で行われた2年前のライダーカップでは、欧州チームの一員として勝利に貢献したフィッシャーだが、今年の大会ではメンバーに入れなかった。結局、“メダイナの奇跡”と今後語り継がれることになる大逆転劇を、自宅のテレビで見る羽目になってしまった。
「みんなが勝つのを見て喜んだよ。ライダーカップでのみんなを見て刺激を受けないようならゴルフをするべきじゃない。ウェールズ(前回のライダーカップ)での経験があるから、次(の大会)に出られないのは本当に残念に感じた」と、正直な気持ちを吐露。その悔しさをエネルギーに変えて6アンダー65。スティーブン・ギャラハー(スコットランド)と並ぶ首位タイでのスタート。2010年の3アイリッシュ・オープン以来のツアー5勝目にピタリと照準を合わせた。
フィッシャー、ギャラハーに1打差の単独3位にジョージ・マレー(スコットランド)がつけ、ライダーカップ勝利の立役者、マーティン・カイマー(独)、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン(アイルランド)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)ら実力者が2アンダー69で回り16位タイといい位置につけている。
他の主な選手は、エドアルド・モリナリ、フランセスコ・モリナリ、マッテオ・マナセロのイタリア勢3人が揃ってイーブンパー71で57位タイ、ライダーカップ欧州チーム主将のホセ・マリア・オラサバル(スペイン)は、4オーバー75で114位タイと出遅れている。