E.エルス絶賛 24歳のルーキーB.グレイス今季4勝目に王手!
2012年10月7日(日)午後0:21
今季4勝目に王手をかけた同郷の後輩をメジャー4勝のアーニー・エルス(南ア)が大絶賛だ。
ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュース オールドC(=SA)、カーヌスティ(=C)、キングスバーンズ(=KB)の3コースを舞台にプロアマ形式で行われる欧州ツアー、アルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間6日、第3ラウンドの競技を終了。3コースのうちもっとも難易度が高いカーヌスティを3アンダー69で切り抜けた前日のトーナメントリーダー、ブランデン・グレイス(南ア)が通算20アンダーまでスコアを伸ばし単独トップの座をキープした。
4打差の単独2位にトービヨン・オルセン(デンマーク/KB)が続き、5打差の3位タイにアレクサンダー・ノレン(スウェーデン/KB)とフレデリック・アンダーソンヘッド(スウェーデン/KB)がつけている。
後続を4ストロークリードする優位な展開に持ち込んだグレイスは、昨年末のQスクール(プロテスト)に受かったばかりのツアールーキー。だがすでにヨーロッパで3勝を挙げ世界ランクは300位圏外からトップ50(現在49位)入りを果たしている。この日セントアンドリュースで7アンダー65の好スコアを叩き出し通算8アンダーとして107ランクアップの29位タイに浮上した母国の先輩エルスは「ブランデン(グレイス)は全英オープンで優勝してもおかしくない。それだけレベルが高いということ。2007年に自分が南アオープンに勝ったとき、彼はすでにトップアマだった。いつ勝っても不思議じゃない。世界クラスのプレーヤーだよ」と大絶賛する。
そのエルスは今年の1月、ボルボ・ゴルフ・チャンピオンズでグレイスにプレーオフで敗れたが、その後全英オープンで久々の優勝を飾り復活をアピールした。南アフリカからはすでにルイス・ウーストハウゼンやチャール・シュワーツェルがメジャータイトルに輝いているが、次なるチャンピオン候補は間違いなくグレイス。
「今日は取り立てて調子が良いわけじゃなかったけれど落ち着いてプレー出来た。明日は子供の頃から夢見てきたセントアンドリュースでトロフィーを抱くチャンスが。ワクワクしている」。南ア期待の星が明日、シーズン4勝目にチャレンジだ。
ライダーカップ組はマーティン・カイマー(独/SA)とダスティン・ジョンソン(米/SA)が通算6アンダー43位タイ、ピーター・ハンソン(スウェーデン/SA)は通算5アンダー59位タイのカットラインぎりぎりで最終日の決勝ラウンドへの進出を決めたが、地元のポール・ローリー(スコットランド/SA)は通算3アンダー79位タイで予選落ちに終わっている。