B.グレイス今季4勝目に向け快走中 ライダーカップ組は低迷
2012年10月6日(土)午前9:55
初日に欧州ツアー最少ストローク記録に並ぶ、コースレコード『60』を叩き出したブランデン・グレイス(南ア)が、低迷するライダーカップ組を尻目にシーズン4勝目に向け快調に飛ばしている。
ゴルフの聖地、スコットランドのセントアンドリュース オールドC(=SA)、カーヌスティ(=C)、キングスバーンズ(=KB)の3コースを舞台にプロアマ形式で行われる同ツアー、アルフレッド ダンヒル・リンクス選手権は現地時間5日に第2ラウンドの競技を終了。メイン会場のセントアンドリュースで2日目をプレーしたグレイスは、4番パー4で今大会初のボギーを叩いたものの、その後6つのバーディを奪い返し5アンダー67でホールアウト。通算17アンダーは2位に並ぶトービヨン・オルセン(デンマーク/C)、ジョエル・ショーホルム(スウェーデン/SA)に5打差をつけ単独首位の座をキープした。
4番でボギーを叩いた直後の5番でバーディを奪い返し「落ち着いた」と言うグレイス。「あとは昨日の流れがそのまま続いた感じがする。特にパットが良くて7?8メートルが3つも入ってくれたのが大きかった」と好調なラウンドを振り返った。実は先週、故郷南アのウインターシリーズで優勝を飾っているがライダーカップの陰に隠れて話題にならず。「勝ちは勝ち」と本人は胸を張るが、今度はスコットランドが誇る名門コースで人々に注目されながら優勝を飾りたい。もし勝てばルーキーにしてツアー4勝目の快挙。「明日カーヌスティで回るのが楽しみ」というグレイスのプレーに注目だ。
一方、前週死力を尽くしたライダーカップ組は低調なゴルフ。欧州チームに勝利を決定づける14ポイント目を献上し、一躍ヒーローとなったマーティン・カイマー(独/KB)は通算3アンダー56位タイ。ピーター・ハンソン(スウェーデン/KB)は通算2アンダー73位タイ。そして地元のポール・ローリー(スコットランド/KB)は通算1オーバー129位タイと予選通過は難しい状況となっている。
また米国チームのメンバー、ダスティン・ジョンソン(KB)は欧州チーム副主将のトーマス・ビヨーン(デンマーク/C)、アーニー・エルス(南ア/KB)らと並び通算1アンダー89位タイ。ミゲール・A・ヒメネス(スペイン/C)とダレン・クラーク(北アイルランド/KB)は通算1オーバー129位タイの下位に甘んじている。