アジアシリーズにターゲットを絞るY.ツェン
2012年9月21日(金)午前11:45
ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のヤニ・ツェン(台)が、米女子ツアーのアジアシリーズに向けて第一人者の責任をしっかりと感じている。
現在、現地時間20日に開幕した同ツアーのナビスターLPGAクラシック(アラバマ州、RTJゴルフトレイル)に出場しているツェンだが、ツアーはこの大会を最後に米本土を離れ、アジアシリーズに突入する。10月11日からのサイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)を皮切りに、LPGAハナバンク選手権(10月19?21日/韓国、スカイ72GCオーシャンC)、サンライズLPGA台湾選手権(10月25?28日/台湾、サンライズG&CC)、ミズノクラシック(11月2?4日/三重県、近鉄賢島CC)とマレーシア、韓国、台湾、日本を渡り歩く。
そのあと、ロレーナ・オチョア招待(11月8?11日/メキシコ、グアダラハラCC)と今季最終戦のCMEグループ・タイトルホルダーズ(11月15?18日/米フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC)の2試合が残っているが、シーズン終盤の大切な時期のアジアシリーズ開催はアジアンプレーヤーの活躍の賜物。スポンサー、選手、そしてツアーの思惑が一致した形でのシリーズ開催の原動力がロレックスランクNo.1のツェン、韓国勢、そして日本勢なのだ。
そんな状況をツェンはしっかりと把握。「月曜日の練習場にはアジアの選手たちしかいない」と、その強さの秘密を明かした。
もちろん、地元米国勢は広い国土とはいえ、たまには自宅に帰ることも出来る。だが、アジア勢は米国に自宅がある者もいるが、旅から旅への転戦で練習しかすることがないという事情もある。それでも、豊富な練習量が強さを支えていることは間違いない。
今季は後半に入ってスランプ気味のツェンだが、調子を取り戻しておりアジアシリーズに向けて意欲満々だ。