英国&アイルランド連合、猛追で大陸欧州選抜のリード縮める
2013年10月5日(土)午後0:00
ザ・プレジデンツカップの裏で欧州勢同士が激突するセベ・トロフィ(仏、サン・ノム・ラ・ブルテッシュ)で初日大量リードを許した英国&アイルランド連合の逆襲が始まった。
英国&アイルランド連合と(それ以外の)大陸ヨーロッパ選抜が2年に1度、名誉をかけて戦う欧州ツアーのセベ・トロフィは現地時間4日、フォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)5試合を行い、第1マッチから3マッチを連取した英国&アイルランド連合が差を詰め、5.5ポイント対4.5ポイント(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、敗:0ポイント)で大陸ヨーロッパ選抜に1ポイント差まで詰め寄った。
ポール・ケイシー&サイモン・カーン(ともに英)がまずミッコ・イロネン(フィンランド)&トービヨン・オルセン(デンマーク)のフレッシュなコンビを3アンド2で撃破すると、デビッド・リン(英)&スコット・ジェイミソン(スコットランド)組がイタリアコンビ(フランセスコ・モリナリ&マッテオ・マナセロ)を1アップの僅差で下し、流れは完全に英国&アイルランド連合へ。
最終マッチでニコラス・コルサーツ(ベルギー)&ゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)の飛ばし屋ペアがポール・ローリー&スティーブン・ギャラハー(ともにスコットランド)組を大会史上最大差の6アンド5で一蹴し、かろうじて3勝2敗に持ち込み、1ポイントのリードを守って大会2日目を終えたが、大陸選抜は初日の勢いを止められた格好だ。
「今日は全員が素晴らしいゴルフをしてくれた」と1ポイント差まで詰め寄った英国&アイルランド連合キャプテン、サム・トーランス(スコットランド)。一昨年54歳の若さで亡くなったメジャー5勝のセベ・バレステロス氏(スペイン)の名前を冠した同大会で目下6連勝中の英国&アイルランド連合は残り2日での逆転に自信を見せている。
対する大陸ヨーロッパ選抜キャプテンのホセ・マリア・オラサバル(スペイン)はセベの親友であり後継者。2000年の第1回大会以来7大会ぶりの勝利を目指し虎の子のリードを守り抜きたいものだ。