シード権争い崖っぷちのG.ストームが単独首位守る、M.カイマーは後退
2012年9月8日(土)午前11:23
シード権争いで崖っぷちに立たされているグレーム・ストーム(英)が2日間ノーボギーの完璧なゴルフを披露し単独トップの座を守った。
欧州ツアー、KLMオープンは現地時間7日、オランダのヒルフェルスムGCを舞台に第2ラウンドの競技を行い、初日単独首位のストームが4アンダー66をマークし通算11アンダーでトーナメントをリード、後続に3ストローク差をつけ5年ぶりツアー2勝目に一歩前進した。しかし本人の当面の目標は来季のシード権を確保すること。
「今シーズンはあまりにも予選落ちが多過ぎた」と言うストームの現在の賞金ランクは114位。来季のシード権(フル参戦権)を確保するためには115位以内に入らなければならず、まさに正念場を迎えている。それだけに「優勝よりシード」が本人の本音といったところだろう。「先週までにボギーを打ち尽くした」と苦笑いするストームが残り2日、好調なプレーを維持しめでたく来季のシード権確保となるか注目だ。
一方、2010年の今大会チャンピオンで2年に1度の名誉をかけた欧米決戦、ライダーカップ(現地時間28?30日/米イリノイ州、メディナーCC)のメンバーにも選ばれているマーティン・カイマー(独)は1つスコアを落とし、通算4アンダーで初日の2位タイから12位タイに後退。カイマーと同組で回った同カップヨーロッパチーム主将のホセ・マリア・オラサバル(スペイン)は通算7オーバー133位タイの下位で決勝ラウンド進出を逃した。
また、首位のストームを3打差で追いかける2位タイにはゴンサロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)、スコット・ジェイミソン(スコットランド)が続き、通算6アンダー5位タイにパブロ・ララサバル(スペイン)、シブ・カプール(インド)がつける展開。
ディフェンディング・チャンピオンで今大会3勝の実績を持つサイモン・ダイソン(英)は初日50位タイと出遅れたが、2日目4アンダー66をマークし、通算4アンダーはカイマーらと並び12位タイに浮上している。