P.ケイシー劇的イーグルで2年ぶり復活V!
2013年7月1日(月)午前10:55
低迷が続いていたポール・ケイシー(英)が逆転で2年ぶりの優勝を飾った。
アイルランドのカートンハウスGCを舞台に行われていた欧州ツアーのアイリッシュ・オープンは現地時間30日、最終ラウンドの競技を終了。4打差の4位タイからスタートしたケイシーが最終ホールをイーグルで締めくくり5アンダー67をマーク。通算14アンダーとし逆転でツアー通算12勝目を挙げた。
強風、激しい雨、最後には太陽が顔を出した歴史ある大会の最終日。スコアメイクが難しいコンディションの中、ケイシーは中盤で4連続バーディを奪って一気にトップに躍り出ると、15番、16番で連続ボギーを叩いたものの、最終18番で15メートル近いロングパットを沈めてイーグル奪取に成功。後続に3打差をつけ2011年以来の優勝をものにした。
「とても嬉しい。セベ(バレステロス)がその名を刻んだ歴史ある大会のトロフィに、自分の名を刻むと思うと本当に感動的。ゴルフに造詣の深いアイルランドのギャラリーの前で勝てたなんてまるで夢のよう」と復活Vに感無量のケイシー。2年前のオフにスノーボードをしている最中転倒して鎖骨を折り、その後思うようなプレーが出来ず、かつて欧州勢最高の世界ランキングトップ10に名を連ねていた35歳の大会前の世界ランクは169位だった。しかし、この1勝をきっかけに再び世界の表舞台に羽ばたきたいところだ。
3打差の2位タイにロバート・ロック(英)と前日のトーナメントリーダー、ヨースト・ルーテン(オランダ)が入り、通算9アンダー単独4位にパブロ・ララサバル(スペイン)が入った。また、ベテランのホセ・マリア・オラサバル(スペイン)が通算8アンダーで久々にトップ5入り(5位タイ)している。
しかし、予選ラウンドで一時トップに立ったピーター・ユーライン(米)は最終日にスコアを5つ落とし、通算2アンダー32位タイで終戦。尚、世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)らビッグネームは決勝ラウンド進出を逃している。