ライダーカップ効果!? M.カイマー2位タイ発進!
2012年9月7日(金)午前8:43
マーティン・カイマー(独)が2年に1度の名誉をかけた欧米決戦、ライダーカップ(現地時間28?30日/米イリノイ州、メディナーCC)を前に存在感を見せた。
欧州ツアー、KLMオープン第1ラウンド(現地時間6日/オランダ、ヒルフェルスムGC)で、カイマーはライダーカップ欧州チーム主将のホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、ライダーカップ初出場のニコラス・コルサーツ(ベルギー)の2人と一緒にプレー。1イーグル、5バーディ、2ボギーの5アンダー65で回り、単独首位のグレーム・ストーム(英)に2打差の2位タイにつけた。
2010年全米プロゴルフ選手権王者で、世界ランクNo.1に輝いたこともあるカイマーだが、その後、低迷。大会前の世界ランクは29位で、欧州チームのメンバーにも滑り込みで入ったほどの状態だった。
この日のラウンドも決して安心して見ていられるものではなく、「まだショットはそれほどでもない。ミスショットが大丈夫だったり、いくつかいいショットが出ただけ。それでも、この過程が大事なんだ。大会はあと3日あるし、ライダーカップまでは3週間ある。今の一番の目標はできる限りいいプレーをして、ライダーカップまで調子を維持することだ」と打ち明けた。
好スコアの秘密を「今日よかったのは、オラサバル主将が『今やっていることをやればいいんじゃないか。信じてるよ』と言ってくれたからじゃないかと思う」とも口にしたカイマー。欧米決戦への思いが、久々の好発進を支えたようだ。
同組で回ったコルサーツはイーブンパー70で50位タイ、オラサバルは1オーバー71で77位タイといずれも出遅れている。
カイマーと並ぶ2位タイにラファエル・ジャクリン(仏)、ファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)がつけ、他の主な選手ではライダーカップ副主将のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が1アンダー69でラウンドし27位タイにつけている。