P.ローリーが2週連続Vへ1差2位タイ 首位は同郷R.ラムゼイ
2012年9月2日(日)午前8:47
2週連続優勝を狙うポール・ローリー(スコットランド)の行く手に同郷の後輩リッチー・ラムゼイ(スコットランド)が立ちふさがった。
欧州、アジアン両ツアー共催のオメガ・ヨーロピアン・マスターズは現地時間1日、スイスのクラン・シュル・シエールを舞台に日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。前夜降り続いた雨の影響で6番パー4を急遽140ヤードのパー3に変更するアクシデントがある中、この日8位タイからスタートしたラムゼイがノーボギーの6アンダー64をマークし通算11アンダーで単独トップに躍り出た。
1打差2位タイに前週のジョニー・ウォーカー選手権に続く優勝を狙うローリーとダニー・ウィレット(英)が続き、通算9アンダー単独4位に前日のトーナメントリーダー、ジュリアン・クスン(仏)がつける展開となっている。
昨年はトーマス・ビヨーン(デンマーク)が2週連続Vに挑み、今大会で見事連勝を挙げている。その足跡をなぞるべくローリーはこの日3つスコアを伸ばし首位のラムゼイに1打差と迫った。「残り18ホールで優勝を狙える位置にいられること自体、素晴らしい。偉大なデンマーク人(ビヨーン)の偉業(2週連続V)に並ぶチャンスが生まれ、選手として一段成長出来る機会を与えられたような気がする」と逆転Vに意欲を見せる。今季はすでに2勝を挙げており、ライダーカップのメンバーにも選ばれているローリー。昨年のビヨーンに続く2週連続Vなるか注目だ。
そのビヨーンはすでに予選で姿を消しており、ライダーカップ欧州チームキャプテンのホセ・マリア・オラサバル(スペイン)も決勝ラウンド進出ならず。副キャプテンのミゲール・A・ヒメネス(スペイン)は4アンダー66の好スコアで通算4アンダー25位タイへ大きく順位を上げたが、やはり副キャプテンの重責を担うダレン・クラーク(北アイルランド)はスコアを4つ落とし、通算4オーバー79位に後退した。