2週連続Vを狙うP.ローリー、急浮上に「ラブリーなゴルフが出来た」
2012年9月1日(土)午前8:59
前週のジョニー・ウォーカー選手権で今季2勝目を挙げたばかりのポール・ローリー(スコットランド)が、2週連続優勝を狙える位置まで順位を上げた。
欧州、アジアン両ツアー共催のオメガ・ヨーロピアン・マスターズは現地時間31日、スイスのクラン・シュル・シエールを舞台に第2ラウンドの競技を行ったが、荒天のため進行が遅れ日没サスペンデッドとなった。
スイスアルプスの絶景をのぞむコースもこの日は雨と寒さで様相が一変。スコアメイクに苦しむ選手が多い中、初日33位タイとやや出遅れていたローリーは7バーディ(2ボギー)を量産し5アンダー66をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばすと、この日上がり4ホール連続バーディで暫定単独トップの座を奪ったジュリアン・クスン(仏)に2打差の暫定単独3位に急浮上した。
「寒さと雨を嫌がる選手も多いけれど、スコットランド出身の自分は悪天候が苦にならない。今日はショットが非常に良くてラブリーなゴルフが出来た。必ずしも良いパットがすべて決まってくれたわけじゃないけれど、内容的には満足」とローリー。すでにライダーカップメンバー入りを決め、余裕のベテランが一歩、また一歩と2試合連続優勝に近づいている。
その他、通算8アンダー暫定単独2位にダニー・ウィレット(英)がつけ、通算6アンダー暫定4位タイにデビッド・ハウエル(英)、トミー・フリートウッド(英)、マーカス・フレイザー(豪)、ロバート・コールズ(英)の4人が続いている。
一方、ライダーカップ欧州チームキャプテン、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)はこの日も3つスコアを落として通算4オーバー暫定110位タイ、副キャプテンで連覇がかかったトーマス・ビヨーン(デンマーク)も同じく暫定110位タイで予選突破が絶望的となった。しかし初日92位タイと出遅れていたやはり副主将のダレン・クラーク(北アイルランド)は、1アンダー70にスコアをまとめ、通算イーブンパーまでスコアを戻し暫定58位タイに浮上。決勝ラウンド進出に望みを繋いだ。
また、初日145位タイ発進のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)副主将が前日より12打も良い6アンダー65と爆発。通算イーブンパー暫定58位タイに順位を上げ、滑り込みでの予選突破が見えてきた。