国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技は4日、神奈川県の相模原ゴルフクラブ 東コース舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日メジャー仕様の難コース相手に2アンダー70にスコアをまとめた宮里美香がこの日も2つスコアを伸ばし、通算4アンダー単独首位に躍り出た。

　インスタートの美香は前半の9ホールをすべてスコアカードどおりにプレーすると、後半は3、4番の連続バーディを皮切りに6番でもバーディ。「（カップが）奥に切ってあって突っ込めなかった」と振り返った最終9番でこそボギーを叩いたが、2日連続の2アンダー70と安定したゴルフを披露した。ラウンド後「今週は良いゴルフが出来ている」と振り返った美香。2010年大会以来のツアー2勝目を眼中に捉えた。

　また、今タイトルに獲得に向け並々ならぬ気合を見せる横峯さくらも、イーブンパー72にスコアをまとめ通算1オーバー3位タイに順位を上げた。これには「今日のコンディションでイーブンパーは頑張ったんじゃないかなと思います」。横峯と並ぶ3位タイには永久シードの不動裕理、申ジエ（韓）、アマチュアの松原由美（大阪市立白鷺中3年）らがつけている。松原は大会史上最年少となる14歳224日での予選通過となった。

　その他上位陣では、通算1アンダー単独2位に大山志保、通算2オーバー10位タイに賞金ランキング首位の森田理香子、佐伯三貴、イ・ボミ（韓）ら。比嘉真美子は通算3オーバー18位タイ。2005年大会覇者の宮里藍は2バーディ、4ボギーとスコアを2つ落としたが、通算6オーバー39位タイで予選通過を果たしている。