国内女子ツアー今季第15戦、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントは15日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を終了。2011年4月以来勝ち星から遠ざかっている金田久美子が通算8アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に躍り出た。

　トップに2打差の4位タイからスタートした金田は、5番パー5でバーディを先行させると、8番パー3もバーディとして2アンダ?で折り返す。後半は11番パー3で1つスコアを伸ばすにとどまったが、ノーボギーの3アンダ?69でフィニッシュ。ステディなゴルフで通算8アンダーとし、約2年ぶりとなるツアー通算2勝目に王手をかけた。

　一方、前日のトーナメントリーダーのひとり比嘉真美子は、1つスコアを伸ばして終盤を迎えるも、勝負どころの16番、18番でボギーを喫して1オーバー73。首位に2打差の通算6アンダー3位タイに後退した。今大会上位進出で8月に開催される全英リコー女子オープン（現地時間8月1?4日／スコットランド、セントアンドリュース オールドC）出場が決まるだけに、最終日は息の抜けない戦いとなる。

　前日48位タイで予選を突破し、全英への切符を手にした横峯さくらは会心のゴルフを披露。6番から3連続バーディを奪って勢いに乗ると、後半も12番、17番でバーディを奪ってノーボギーの5アンダ?67をマーク。通算3アンダー9位タイに急浮上を果たし、先月のサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントに続く今季2勝目を狙える位置で最終日を迎えることとなった。

　その他上位陣は、首位に1打差の単独2位にリ・エスド（韓）。比嘉と並ぶ通算6アンダー3位タイにこの日のベストスコア6アンダー66を叩き出した吉田弓美子、2シーズンぶりの優勝を狙う不動裕理がつけ、通算5アンダー6位タイに今季3勝目を狙う森田理香子、元賞金女王のアン・ソンジュ（韓）、中村香織の3人が続いている。

　また、木戸愛が横峯と並ぶ通算3アンダー9位タイ、16歳のアマチュア森田遥が初日トップの成田美寿々らと同じ通算2アンダー15位タイに浮上。一方、トップタイから出た飯島茜は6オーバー78と崩れ、諸見里しのぶと並ぶ通算1アンダー20位タイへ大きく順位を落としている。