国内女子ツアー今季第9戦のサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントは5日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を行い、横峯さくらが3バーディ、1ボギーの2アンダー70で回り、通算10アンダーで涙の逆転Vを達成した。

　前日92試合連続予選通過のツアー記録を打ち立てた横峯は、この日も安定したゴルフを展開。スコアカード通りのプレーで前半を折り返すと、後半出だしの10番でバーディを先行させる。直後の11番をボギーとするも、12番、13番でバーディを重ねて単独トップに躍り出る。結局このまま逃げ切り、通算10アンダーで約2年ぶりのツアー通算19勝目を挙げた。

　2011年のリゾートトラストレディス以来となる優勝に涙を流した横峯。「今回の優勝は格別です。また早く勝てるように頑張ります」と、前日の新記録に華を添える結果に喜びを表しつつ、更なる勝利を狙っていくことを誓った。

　一方、単独首位でスタートした全美貞（韓）は一時後続に3ストローク差を付けながら後半に1ダブルボギー、1ボギーを叩くなど失速。2つスコアを落として通算8アンダーでホールアウトし、この日のベストスコア5アンダー67をマークした堀奈津佳、櫻井有希、若林舞衣子と並ぶ2位タイでフィニッシュした。

　その他上位陣は、今季から米女子ツアーに参戦している上原彩子が3日連続の「70」をマークしてイ・ナリ（韓）、茂木宏美と並ぶ通算6アンダー6位タイ。通算5アンダー9位タイにはこの日3バーディ、ノーボギーでプレーした大江香織と北田瑠衣らが入っている。

　また、予選をクリアした期待のジュニアアマ、勝みなみと永井花奈はともにスコアを落としたものの、それぞれ通算1オーバー27位タイと通算4オーバー44位タイで3日間の競技を終えている。