全米オープンの裏で欧州ツアーは混戦模様!
2013年6月14日(金)午後0:28
38歳のテジャート・ヴァンダーウォルト(南ア)が、欧州ツアー初優勝に向け好発進を切った。
現地時間13日に行われた欧州ツアーのオープン ナジェッティ・ホテル&ゴルフ(仏、セントオメールGC)第1ラウンドは、全米オープンと同週開催ということで世界ランキング上位陣が軒並み留守という状況下で開催されている。
誰にでもチャンスがある大会と言うわけだが、4アンダー67でプレーしたヴァンダーウォルトが飛び出した。風も強い中、10番でスタートしてから7ホール連続パーと忍耐強くプレーしていたが、17、18番で連続バーディ。これで波に乗り、後半も3バーディ、1ボギーでプレーして単独首位に立った。「今日はボールをよくコントロールできていた。ここ数週間いい感じなんだけれど、パッティングが今ひとつだった。今日はいくつかいいパットが入ったからね」とニヤリと笑ったヴァンダーウォルト。出場できる試合が限られているだけに、少ないチャンスを生かして待望の初優勝を狙う。
1打差でヴァンダーウォルトを追うビクター・リウ(仏)は、上がり3ホールでバーディ、バーディ、イーグルの猛攻を見せて好発進(3アンダー68)。「すごく集中できていてミスが全然なかった。アップヒルのパットが残るようにショットが打てたけれど、ここではそれが一番大切」とこちらも自信満々だ。だが、こちらもチャレンジツアーが主戦場なだけに、ここでなんとか上位フィニッシュを狙いたい。
2アンダー69の3位にダニエル・ブルックス(英)がつけた他、イーブンパー71の6位タイまでに14人がひしめく混戦模様。全米オープンの“裏”で笑うのは誰か? こちらも緊迫したプレーが繰り広げられる。