アン・ソンジュ（韓）が、3年連続賞金女王タイトルに向けて連覇に挑む。

　国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは10日、長野の軽井沢72ゴルフ北コースで開幕する。2年連続賞金女王のアンだが、今年のプレーにはムラがあり、現在は全美貞（韓）に約2,000万円差の同ランク2位に甘んじている。

　手首に不安を抱えていることもあり、先月のスタンレーレディスゴルフトーナメントでは棄権を強いられたが、先週のｍｅｉｊｉ カップでは諸見里しのぶ、フォン・シャンシャン（中）との3人プレーオフを演じて見せた。最後は4ホール目でイーグル奪取したフォンに敗れ2位タイに終わったが、復調の気配は十分。連覇で優勝賞金1,260万円を手にし、一気に全に迫ろうと意気込んでいる。

　日本勢の筆頭は、アンに遅れること約500万円差で3位の服部真夕。今季好調な岡本綾子を師匠と慕う面々（表純子、青山加織、森田理香子、若林舞衣子）を率いる存在となっている。19試合に出場してトップ10入り10回と安定した成績を残しているが、優勝は6月のアース・モンダミンカップの1回だけ。女王タイトルを日本人の手に取り戻すため、大事な戦いに挑む。

　その他、賞金ランクトップの全、先週復活の印象づけた諸見里に加え、大会4勝を誇るホステスプロの福島晃子、今季好調の笠りつ子、横峯さくら、有村智恵らが揃って参戦。トップシーズンの避暑地を盛り上げる。