国内女子ツアーのｍｅｉｊｉ カップは3日、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。今季2勝を挙げている有村智恵が5アンダー67をマークし、後続に1打差をつけて単独首位スタートを決めた。

　悪天候により27ホールの短期決戦となった先月のスタンレーレディスゴルフトーナメントを制した有村。この日は開始直後の1番でバーディを奪うと、イーブンパーで迎えた8番、9番でバーディを連取し2アンダーで折り返す。後半に入っても3つのバーディ奪取で着実にスコアを伸ばし、7バーディ、2ボギーの5アンダー67でホールアウト。今季3勝目へ向けて幸先の良い滑り出しを見せている。

　有村から1打差の2位タイには、4アンダー68で回った櫻井有希と川原由維が続き、さらに1打差の4位タイには野村敏京、アマチュアの藤田光里ら4人がつけている。現在賞金ランキング1位の全美貞（韓）と同ランク2位の服部真夕は、ともに1アンダー71の17位タイで初日の競技を終えた。

　また、米女子ツアーのウェグマンズLPGA選手権を制し、メジャー女王として凱旋出場のフォン・シャンシャン（中）は、やや苦しい初日のラウンドとなった。1番、6番でボギーを叩き前半を2オーバーとすると、後半に入ってもパープレーが続き、終盤の17番でようやくこの日初のバーディ。18番でも連続バーディを奪い、なんとかイーブンパー72でホールアウトしたが、横峯さくら、馬場ゆかりらと並ぶ28位タイとなっている。

　また、先週のプロテストでトップ合格を果たし、今大会から13試合のツアー出場権が与えられている東浩子は、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76と崩れ80位タイと出遅れている。