国内女子ツアー今季第15戦、サントリーレディスオープンゴルフトーナメントが13日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。昨季同ツアー新人賞に輝いた成田美寿々が5連続バーディを含む9バーディ（1ボギー）を量産し、自己ベストの『64』をマークして単独トップに立った。

　昨年10月、ルーキーながら富士通レディースでツアー初優勝を飾り、新人賞を勝ち取った成田。公式戦と同じ4日間72ホールという戦いの舞台で実力を示さんと臨んだ初日、出だしこそボギーとしたものの、その後3番から圧巻の5連続バーディを奪取する。さらに9番でバーディを奪って5アンダーで折り返すと、後半も12番、15番、17番でバーディを重ねて8アンダー64でホールアウト。後続に2打差の単独首位と最高のスタートを切った。

　今大会は実力者が有利とされる4日間、72ホールの戦いであると同時に、8月に開催される全英リコー女子オープン（現地時間8月1?4日／スコットランド、セントアンドリュース オールドC）への出場権がかかった大事な一戦。大会終了後の賞金ランキングで5位以内に入れば大舞台への切符をつかむことできるとあって、同ランク上位陣の白熱したバトルを見ることができそうだ。

　そんな中、今大会で単独2位以上に入れば、出場権を獲得できる比嘉真美子がノーボギーの会心のゴルフを見せた。インスタートの前半に16番、17番で連続バーディを奪うなど4アンダーでラウンドすると、後半にも1つスコアを伸ばして5アンダー67。今季3勝目に向けて首位に3打差の4位タイと好位置につけた。

　全英リコー女子オープンへの出場を確定させている賞金ランク首位の森田理香子は2バーディ、3ボギーで1オーバー73。同じく確定している同ランク2位の佐伯三貴も1オーバー73で回り、さらに今大会で予選突破を果たせば出場が決まる同ランク3位の横峯さくらも1オーバー73、同ランク5位の全美貞（韓）も1オーバー73で45位タイと揃って出遅れている。

　その他上位陣は、首位に2打差の2位タイに元賞金女王のアン・ソンジュ（韓）、リ・エスド（韓）の2人。比嘉と並ぶ4位タイに岡村咲がつけ、4アンダー68の6位タイに金田久美子、新崎弥生の2人が続いている。

　一方で大舞台への可能性を残している賞金ランク7位の堀奈津佳は3オーバー75を叩いて79位タイと苦しい初日となった。

　尚、賞金ランク4位の茂木宏美は体調不良で試合前に棄権を表明している。