国内女子ツアーの新規トーナメント、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントは21日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進の木戸愛が7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークして通算12アンダーで単独トップに躍り出た。4打差の単独2位には現在賞金ランク首位の全美貞（韓）が追走。前日4位タイのチェ・ナヨン（韓）と横峯さくらは通算3アンダーで24位タイに後退している。

　初日6アンダー66の好スコアで首位タイに立った木戸が、この日も会心のゴルフを披露。序盤の2番でバーディを奪うと、4番から圧巻の4連続バーディを奪取する。前半を5アンダーで終え一気に独走態勢に入ると、後半も最終18番こそボギーとしたものの2つのバーディを重ねて連日の「66」をマーク。通算12アンダーで後続に4打差をつけツアー初優勝に王手をかけた。

　一方で、前日4位タイと好発進を切ったチェは苦しいゴルフとなった。前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで折り返すと、後半の13番、14番で連続ボギーを叩き失速。続く15番でバーディを奪い返したものの、1オーバー73で回り通算3アンダーの24位タイに後退した。同じく4位タイでスタートした横峯も1つスコアを落として24位タイ。また、前日首位タイのジャン・ウンビ（韓）、野村敏京らも横峯らと並んでいる。

　また、初日47位タイと出遅れた前週優勝の有村智恵はインスタートのこの日、前半スコアカード通りのゴルフとなるも後半の3番でバーディを奪い1アンダー71でホールアウト。服部真夕、宋ボベ（韓）らと並び通算1アンダー39位タイで予選通過を果たした。

　その他上位陣は、首位と5打差の3位タイにノーボギーの6アンダー66でプレーした不動裕理のほか、笠りつ子、藤本麻子、申ジエ（韓）らがつけ、通算6アンダー単独9位に黄アルム（韓）が続く展開。通算4アンダー12位タイには森田理香子、馬場ゆかり、佐伯三貴らつけている。

　ホステスプロの3人は、堀奈津佳が4つスコアを伸ばし通算イーブンパー46位タイ。香妻琴乃は3アンダー69で回り、堀と同じく通算イーブンパー46位タイでギリギリ予選突破。一方で山村彩恵は1つスコアを落とし、カットラインに1打及ばず通算1オーバー57位タイで決勝ラウンド進出を逃している。