国内女子ツアーの新規トーナメント、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントは20日、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。米女子ツアーからスポット参戦している今季全米女子オープン王者のチェ・ナヨン（韓）は、6バーディ、2ボギーの4アンダー68で回り横峯さくら、笠りつ子らと共に4位タイにつけた。首位には6アンダー66をマークした木戸愛とジャン・ウンビ（韓）の2人が立っている。

　先日の全米女子オープンで圧勝を飾りメジャーチャンピオンとして今大会に参戦したチェはこの日、2番、3番連続バーディで好調な滑り出しを見せると、7番をボギーとした後の8番、9番でも連続でバーディを奪う。3アンダーで折り返すと、後半は2バーディ、1ボギーで回り4アンダー68でホールアウト。首位の2人に2打差の4位タイと上々のスタートを切った。

　チェと並ぶ4位タイにつけた横峯は、前半をノーボギーの3アンダーで終えると、後半も11番、15番でバーディを重ねる。最終18番でボギーを叩いたものの、4アンダー68の好スコアでフィニッシュした。同じく4位タイ発進の笠も5バーディ、1ボギーでプレーして好位置につけている。

　その他上位陣は、首位に1打差の単独3位に藤本麻子、3打差の9位タイに申ジエ（韓）、永井奈都、菊地絵理香ら5人。馬場ゆかり、藤田幸希、全美貞（韓）らが2アンダー70の14位タイ、森田理香子、服部真夕、佐伯三貴らが1アンダー71の29位タイ発進となっている。

　一方で前週優勝を飾り今季3勝目を狙う有村智恵は、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でラウンドし、諸見里しのぶ、野村敏京、ホステスプロの山村彩恵らと並ぶ47位タイ。やや出遅れ気味だが、首位とは6打差と逆転可能なだけに2日目以降の巻き返しに期待したい。

　また、ホステスプロの香妻琴乃は3オーバー75を叩き84位タイ、堀奈津佳は4オーバー76で91位タイと大きく出遅れている。