全英切符ラストチャンスにかける19歳M.マナセロ、猛追で3位タイ浮上!
2012年7月14日(土)午前10:10
次週に迫った全英オープンへの出場切符を切望する19歳のマッテオ・マナセロ(伊)が、同郷の先輩フランセスコ・モリナリ(伊)に挑戦状を叩き付けた。
欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン(スコットランド、キャッスル・スチュワートGL)は現地時間13日、第2ラウンドの競技を終了。この日のベストスコアタイの8アンダー64をマークしたマナセロが、通算12アンダーで首位に並ぶモリナリ&アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)に1打差の3位タイに浮上した。
マナセロと同じ3位タイに飛ばし屋リカルド・ゴンザレス(アルゼンチン)、通算10アンダーの単独5位にS.S.P.チョウラシア(インド)がつけた。この日ノーボギーの4アンダー68にスコアをまとめた世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)が、通算9アンダーでマーティン・カイマー(独)、アンダース・ハンセン(デンマーク)らと並び6位タイの好位置をキープしている。
初日41位タイとやや出遅れたマナセロは、第2ラウンドが始まるや否や出だしの7ホールで4連続を含む6つのバーディを奪う猛攻でリーダーボードを駆け上がった。後半やや勢いは衰えたものの9バーディ、1ボギーの『64』でホールアウト。リンクスには珍しく風が穏やかなこともありバーディ合戦の様相を呈する展開にも、ツアー史上最年少優勝の記録を持つマナセロの快進撃は止まらなかった。
目下世界ランク64位の彼はまだ次週の全英オープン(現地時間19?22日/英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)の出場権を持っていないが、今大会でベスト5以内に入れば念願の切符を手にすることが出来る。しかし本人が狙っているのはただ単に出場権だけではなく、ツアー通算3勝目の方。「(全英出場のための)ラストチャンスだから絶対に逃したくない」という若武者の願いは果たしてかなうのだろうか?
その他、初日123位タイと大きく出遅れていたフィル・ミケルソン(米)が1イーグル、6バーディをマークし、マナセロと同じ2日目のベストスコアタイで、通算7アンダー19位タイにジャンプアップ。アーニー・エルス(南ア)と前戦で8年ぶりの優勝を飾ったマルセル・シエム(独)は、カットラインぎりぎりの通算4アンダー57位タイで予選通過を果たしている。