国内女子ツアーのアース・モンダミンカップは28日、千葉県のカメリアヒルズカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を行った。前日4位タイと好位置につけていた全美貞（韓）がコースレコードに並ぶ8アンダー64と爆発。2位のテレサ・ルー（台）に3打差をつけ、通算12アンダー単独トップへ浮上した。

　全と4打差の3位タイに今季1勝の堀奈津佳と不調からの脱却を狙う飯島茜が続き、第1ラウンド首位の比嘉真美子がスコアを1つ落として、成田美寿々と同じ通算7アンダー5位タイに後退。通算6アンダー7位タイに笠りつ子、アン・ソンジュ（韓）ら7人がつけるなど、2位以下は混戦模様となっている。

　実力が問われる4日間大会。ツアー通算22勝を誇る全が、鮮やかなバーディラッシュで観客を魅了した。この日、初日にボギーを喫した1番ホールを無難にパーで切り抜けると、2番からの7ホールで5バーディと猛チャージ。ハーフターン後も完璧なゴルフでバーディを重ねトーナメントをリードすると、2012年9月のマンシングウェアレディース東海クラシック以来となる「64」で後続を突き放して、独走態勢を築いた。今季も開幕2戦目のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップで白星を飾っている昨季賞金女王の眼は、すでに今季2勝目を見据えている。

　その他、横峯さくらが3アンダー69でホールアウト。全と8打差ながらトップ20圏内（通算4アンダー19位タイ）で決勝ラウンドへ駒を進め、予選通過記録を大台目前の『99』まで伸ばした。また、賞金ランキング首位を走る森田理香子も後半の3連続バーディでスコアを伸ばし、通算3アンダー27位タイとしている。