M.シエムが8年ぶりの欧州ツアー2勝目!
2012年7月9日(月)午後0:24
8年間優勝から遠ざかっていたマルセル・シエム(独)が逆転でツアー通算2勝目を飾った。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間8日、同地のル・ゴルフ・ナショナルを舞台に最終ラウンドの競技を終了。2日目単独トップに立ちながら3日目にスコアを落とし4位タイに後退していたシエムが5バーディ、1ボギーの4アンダー67をマーク。通算8アンダーまでスコアを伸ばし、逆転優勝を達成した。
「8年ぶりだから喜びもひとしお。勝てば大きな自信になる。いつも土壇場でバカげたミスをしてチャンスをふいにしてきたからこの優勝は本当に価値がある」と喜びを爆発させたシエム。しかし勝利への道のりは決して楽なものではなかった。
というのも22位タイからスタートしたフランセスコ・モリナリ(伊)が1番のダブルボギーの後、猛チャージを見せたからだ。モリナリは3番を皮切りに、3連続を含む9バーディを量産しシエムに肉薄。しかし久々の優勝を狙うシエムが1打差でモリナリの追撃をかわした。
そのモリナリが通算7アンダーで単独2位、通算6アンダー単独3位に地元一番人気のラファエル・ジャクリン(仏)が食い込んだ。また6年ぶり優勝を狙ったデビッド・ハウエル(英)は1つスコアを落とし、イアン・ポルター(英)、デビッド・リン(英)とともに通算5アンダー4位タイ。19歳のマッテオ・マナセロ(伊)は通算イーブンパー17位タイでホールアウトした。
世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)は最終日も1アンダー70とチャージならず、通算5オーバーの40位タイで終戦。尚、シエムと同郷で世界ランク14位のマーティン・カイマー(独)は、通算16オーバーで最下位の単独73位に沈んだ。