国内女子ツアーの日医工女子オープンゴルフトーナメントは1日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日首位タイでスタートした全美貞（韓）が1アンダー71で回り、通算8アンダーで今季2勝目を飾った。この日3つスコアを伸ばした原江里菜が1打差の単独2位、前週優勝の服部真夕が通算5アンダー単独3位に入っている。17位タイからスタートした有村智恵は通算1オーバー単独14位に終わっている。

　風雨により各選手スコアメイクに苦しんだ最終日。初日からトーナメントをリードしている全は、6番でバーディを奪って1アンダーで折り返すも13番でボギー。それでもすぐさま14番でバーディを奪い返すと、後続に1打差をつけて迎えた最終18番でしっかりパーをセーブし、先月のリゾートトラストレディスに続く今季2勝目を手にした。

　この日全を追走したのが、3打差の5位タイからスタートした原。序盤こそ2番でボギーを先行せるも9番をバーディとすると、後半出だしの10番でもスコアを伸ばしてその後パーキープを続ける。終盤に入り16番でバーディを奪うと、さらに最終18番でバーディフィニッシュを決めて全に1打差まで迫って先にホールアウト。だが、全が最終ホールでスコアを落とさなかったため、2008年以来となるツアー2勝目を惜しくもつかむことができなかった。

　前日17位タイに浮上した有村は2バーディ、4ボギーの2オーバー74で回り、上位進出ならず。通算1オーバーで単独14位に終わっている。

　その他上位陣は、通算3アンダー4位タイに姜如珍（韓）、前日首位タイの佐伯三貴の2人。通算2アンダー6位タイに森田理香子、吉田弓美子が入った。2年連続賞金女王のアン・ソンジュ（韓）は3つスコアを落とし、笠りつ子らと並び通算2オーバー15位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの上原彩子は、藤本麻子、若林舞衣子ら共に通算4オーバー27位タイで3日間の競技を終えている。