国内女子ツアーの日医工女子オープンゴルフトーナメントは30日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日6位タイからスタートした佐伯三貴が5アンダー67をマークし、通算7アンダーまでスコアを伸ばして前日単独トップの全美貞（韓）と共に首位の座を分けた。初日46位タイと出遅れた有村智恵は2つスコアを伸ばして通算1アンダーの17位タイで決勝ラウンドに進出している。

　今季2勝目を狙う佐伯が、初日単独首位の全をとらえた。出だし3連続でバーディを奪いスタートダッシュに成功すると、8番でこの日唯一のボギーを叩くも後半に11番、16番、18番でバーディを重ね5アンダー67。6バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで1アンダー71にとどまった全に並び首位タイで最終日を迎えることになった。

　その佐伯と同様にこの日のベストスコアの5アンダー67をマークしたがベテランの福嶋晃子だ。インからスタートして前半を1アンダーで回ると、後半に4つのバーディを量産してリーダーボードを急浮上。通算4アンダーとして、前日の46位タイから一気に5位タイまで順位を上げた。

　福嶋と同じく前日46位タイと出遅れた有村は、前半（10番スタート）こそスコアカード通りの我慢のゴルフが続くも、後半出だしの1番でバーディを奪取。その後4番をボギーとするも、最終ホールの9番でイーグルを奪って2アンダー70。通算1アンダーで森田理香子、藤本麻子、アン・ソンジュ（韓）らと並ぶ17位タイに浮上している。

　その他上位陣は、首位と1打差の3位タイにイ・ボミ（韓）、姜如珍（韓）の2人、通算4アンダー5位タイに福嶋、前週優勝の服部真夕、原江里菜、吉田弓美子の4人。さらに通算3アンダー9位タイに茂木宏美、大谷奈千代らがつけ、通算2アンダー13位タイに若林舞衣子、西美貴子らが続く展開となっている。

　一方で現在賞金ランク3位の笠りつ子は、通算1オーバー40位タイで低迷中。さらに今季1勝の大江香織、諸見里しのぶ、北田瑠衣らがカットラインぎりぎりの通算2オーバー49位タイで辛うじて予選を通過した。