アイリッシュ・オープン R.マキロイらがナショナルオープンで燃える!
2012年6月28日(木)午後0:45
近年強さを見せているアイルランド勢が、ナショナルオープンでさらに存在感を示そうとしている。
現地時間28日に開幕する欧州ツアーのアイリッシュ・オープン(北アイルランド、ロイヤル・ポートラッシュGC)は、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、ダレン・クラーク(北アイルランド)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)らメジャータイトルを持つ地元勢が全力で挑むため、前売りチケットが売り切れるという同ツアー史上初めての事態となっている。
もちろん、一番人気は昨年の全米オープン覇者で、世界ランキングNo.2のマキロイだ。今年の舞台であるロイヤル・ポートラッシュGCは、まだアマチュアだった16歳の時にプレーしていて『61』を叩き出したこともある思い出のコース。それだけに優勝候補筆頭なのは間違いない。
だが、自らの著しい成長とともに地元での人気がヒートアップしたため、それとうまく向き合えなかったこともまた事実。「正直言って、ここ2年は地元の一番人気という看板を全然楽しめなかった。良い気分になることができなかったんだ」と打ち明けた。
しかし「でも、今年はそれを受け入れてプレーしたいと心から思っている。たくさんの人が来てくれてホームのアドバンテージもある。自分だけじゃないけど、アイルランドのみんなにとってそれはアドバンテージなんだ。みんながアイリッシュオープンが北に戻ってくるのを長い間待っていてくれたんだ」と精神的に成長したこともアピール。さらに「昨日は早い時間に練習ラウンドをしたけど、たくさんの人が見に来てくれて素晴らしい雰囲気だった。今週彼らの前でプレーするのは楽しみだし、出来れば良いところを見せたい」と、22歳になり地元で成長の証を形にして見せようと、静かに燃えている。
地元勢のほかには、フランセスコ・モリナリ(伊)、マッテオ・マナセロ(伊)、ジョン・デイリー(米)、ジーブ・ミルカ・シン(インド)らが出場。全英オープンインターナショナル・ファイナル・クォリファイ(IFQ)欧州で本戦出場権を逃したホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、コリン・モンゴメリー(スコットランド)のベテラン2人も、その悔しさを大会にぶつけるつもりでいる。