欧州男子
キャディがクラブ超過に隠ぺい工作! J.M.ララ失格の真相
2012年6月27日(水)午前11:33
欧州ツアーで異例の失格劇が起こっていた。
先週行われたBMWインターナショナル・オープン第1ラウンド(現地時間21日)のこと。2番でホセ・マニュエル・ララ(スペイン)のスペイン人キャディ、マシアス・ビンソン氏がブッシュへと姿を消した。ララは「自然が呼んだ(尿意をもよおした)のだろう」と気にしなかったが、怪しい動きに同組で回ったダミアン・マッグレイン(アイルランド)とピーター・ヘッドブロム(スウェーデン)の2人が疑念を抱いた。
そして発覚したのがキャディの不正行為。バッグの中のクラブが、規定より1本多い15本だったことに気付いたキャディが“余計な1本”をブッシュに隠そうとしたことがバレたのだ。ララを助けようと間違った行動をしたのか、自らのミスを隠そうとしたのかは不明だが、クラブ超過は通常1ホールにつき2打罰がつき、最高でも4打罰。だが、キャディの不正行為が「エチケットの重大な違反」とみなされ、ホールアウト後に“失格”という最悪の事態につながった。
呆然とするララ。だが、ツアーのチーフレフェリー、ジョン・パラモア氏の言うとおり「キャディの行為は選手の責任」ということを考えれば、当然の措置と言える。ゴルフの本質を全くわかっていない行為に手を染め、1試合を棒に振らせたキャディに対し、ララは解雇を通知したという。