藍が今季初の予選落ち I.パークが単独首位、金子は38位タイ
2012年6月24日(日)午前8:49
日本のエース・宮里藍が今季初の予選落ちを喫する中、ルーキーの金子絢香が着実に順位を上げた。
米女子ツアーの新規トーナメント、マニュライフ・フィナンシャルLPGAクラシック(カナダ、グレー・サイロGC)は現地時間23日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。第2ラウンドで『64』をマークし単独トップに立ったインビー・パーク(韓)が第3ラウンドも5アンダー66の好スコアで通算14アンダーまでスコアを伸ばし、2位タイに並ぶブリタニー・ラング(米)とセオ・ヒーキョン(韓)に2打差をつけ、2008年の全米女子オープン以来4年ぶりツアー2勝目に王手をかけた。
通算10アンダー単独4位にアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)がつけ、通算9アンダー5位タイにウェグマンズLPGA選手権チャンピオンのシャンシャン・フェン(中)、初日トップのサンドラ・チャンキジャ(米)、ニコル・ヘイジ(米)らが続いたが、ロレックスランキング(女子世界ランキング)2位のステイシー・ルイス(米)は出だしの2連続ボギーでつまずき通算8アンダー9位タイにとどまっている。同じ9位タイに期待の17歳アレクシス・トンプソン(米)、リュウ・ソヨン(韓)らが並んでいる。
日本勢は前日60台(3アンダー68)をマークし通算1アンダー45位タイで予選をクリアした金子が2バーディ、1ボギーの1アンダー70と粘って通算2アンダーとし38位タイに浮上。順位は上げたものの本人は「ショットでいいところにつけているのにパットが決まらなかった」と納得出来ていない様子。「スコア的にはまあまあですがムービングデーなのでスコアを伸ばしておきたかった。明日は5アンダーくらい出したいですね」と気持ちを切り替え最終日のチャージを誓っていた。
金子と同じ45位タイから上位浮上を狙った上田桃子は3バーディ、4ボギーの1オーバー72とスコアを落とし、通算イーブンパーでミッシェル・ウィー(米)らと並ぶ52位タイに後退。こちらもショットは好調だったもののパットが決まらず流れを作ることが出来なかった。
一方、宮里は前日すでに2ラウンドをプレーし終えて通算7オーバーと不本意な結果に終わり、ツアーデビュー戦を戦った片平光紀とともにカットラインに6打足りず、およそ1年ぶりに決勝ラウンド進出を逃している。