欧州ツアー3勝目を目指すM.フレイザーが首位タイ発進!
2012年6月22日(金)午前11:32
欧州ツアー2勝のマーカス・フレイザー(豪)と、初優勝を狙うファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)の2人が混戦を引っ張っている。
同ツアー、BMWインターナショナル・オープン第1ラウンド(現地時間21日/ドイツ、ガットラーケンホフGC)は、8アンダー64でプレーしたフレイザーとザノッテイが首位を並走。1打差の3位タイで元ライダーカップ欧州チーム副主将のポール・マクギンリー(アイルランド)、クリス・ウッド(英)、ダニー・ウィレット(英)の3人が追走している。
上がり6ホールで5バーディを奪ったフレイザーは「素晴らしい。ドライバーがまっすぐ飛んで、1ホールしかフェアウェイをはずさなかった。すごくいいプレーができた。チャンスもたくさんあったし、朝のラウンドだったからグリーンもいい状態だった」と、笑顔で振り返った。
今季は5回、トップ20入りするなど好調な33歳は、2010年バランタインズ選手権以来のツアー3勝目に向けて静かな自信を漂わせている。
フレイザーと首位の座を分け合うザノッテイは、2イーグル、7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの派手なゴルフでの首位タイ発進。「いいパットが入ってすごくいいプレーができた。悪いショットは1つだけでそこがダブルボギーになったけどよかった。ダボを叩いてすぐまたバーディが取れた。だから落ち着いてプレーをすることを続けただけ。明日も今日のようにやるよ。ただコースに来て1打1打プレーして何が起こるか見てみよう」と、初優勝へ自然体で臨むことを宣言した。
地元ドイツ勢のトップは、4アンダー68でラウンドしたマルセル・シエム、アレックス・チェイカで、ジョン・デイリー(米)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)らと並ぶ16位タイ。連覇を狙うパブロ・ララサバル(スペイン)は3アンダー69で29位タイ発進となった。
マーティン・カイマー(独)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が1アンダー71で66位タイ。地元ドイツゴルフ界の英雄で54歳のベルンハルト・ランガーは、主戦場とする米チャンピオンズツアーから母国に帰って若者たちの中でプレーしているが、イーブンパー72とふるわず、90位タイと出遅れている。