P.ミケルソン一歩後退も4打差に踏ん張る E.エルスは予選落ち
2013年7月13日(土)午前9:39
今季メジャー第3戦、第142回 全英オープン(現地時間18?21日、スコットランド、ミュアフィールド)の前哨戦でビッグネームの明暗が分かれた。
欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープン(スコットランド、キャッスル・スチュワートGL)は現地時間12日、第2ラウンドの競技を終了。この日3位タイからスタートしたフィル・ミケルソン(米)はスコアの伸ばし合いについていけず4バーディ、2ボギーの2アンダー70止まり。この日単独トップに立った地元出身の伏兵、クリス・ドーク(スコットランド)に4打差の通算8アンダー13位タイに後退した。
通算12アンダーでトーナメントをリードしているドークは2日連続6アンダー66の好スコアでミケルソンと並ぶ3位タイから一躍トップに躍り出た。ラウンド後には御年81歳の老コーチ、ボブ・トーランスのお蔭、と快調なゴルフを振り返った。
ボブ・トーランス(スコットランド)はライダーカップに何度も出場している名手サム・トーランスの父で、メジャー3勝を挙げているパドレイ・ハリントン(アイルランド)の育ての親としても知られている。「年齢的なこともあって、なかなかトーナメントを観に来てくれる機会がないけれど、師匠の前、そして地元のギャラリーの前で良いプレーが出来て、とても気分が良い」と35歳のドーク。目指すは地元でのツアー初優勝だ。
その他上位陣はドークに1打差の2位タイにシーズン2勝目を狙うルーキーのピーター・ユーライン(米)、ロス・フィッシャー(英)、J.B.ハンセン(デンマーク)らが続き、通算10アンダー6位タイにヘンリック・ステンソン(スウェーデン)ら5人がつけている。
一方、次週の全英オープンで大会連覇を目指すアーニー・エルス(南ア)は前日の出遅れを取り戻すことが出来ず通算2アンダー。カットラインに2打及ばず97位タイで予選敗退を喫している。ドークの兄弟子に当たるハリントンも通算3アンダー71位タイで決勝ラウンド進出を逃している。