今季国内女子ツアーで公式戦を除き唯一4日間で開催されるサントリーレディスオープンゴルフトーナメントは9日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を行い、前日単独トップに浮上した服部真夕が3アンダー69をマーク。通算13アンダーまでスコアを伸ばし、後続との差を5ストロークに広げて単独首位の座をキープした。通算8アンダー2位タイには全美貞（韓）、李知姫（韓）の好調な韓国勢。1打差の4位タイに森田理香子、宋ボベ（韓）がつけている。

　この日後続に4打差をつけ単独トップでスタートした服部は、前半こそスコアカード通りの我慢のゴルフとなるも、後半に入ると出だし10番でバーディ奪取。その後13番、17番でバーディを重ねて3アンダー69でホールアウトした。2位との差をさらに引き離した服部は最終日、外国勢の連続優勝を5試合で止めるべく逃げ切りでの今季初優勝を狙う。

　その服部を5打差で追うのが前週優勝の全と今季2勝の李。全はノーボギーの4アンダー68で回り、李は2つスコアを伸ばして共に通算8アンダーの2位タイで最終日を迎えることになった。4位タイにつける森田は、5バーディ（1ボギー）を奪って4アンダー68でプレー。同じく4位タイの宋はノーボギーの3アンダー69のラウンドだった。

　また、6位タイで決勝ラウンドに進出した横峯さくらは2バーディ、1ボギーの1アンダー71と平凡なスコアに終わり、通算5アンダーでディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）と並び11位タイ。現在賞金ランキング日本勢トップの4位につける笠りつ子は、2アンダー70でプレーして若林舞衣子らと並ぶ通算3アンダー16位タイに浮上している。

　その他の上位陣は、通算6アンダー6位タイに初日のトーナメントリーダー佐伯三貴、青山加織ら5人。通算4アンダー13位タイにシン・ヒョンジュ（韓）、ウェイ・ユンジェ（台）らが続いている。