今季国内女子ツアーで公式戦を除き唯一4日間で開催されるサントリーレディスオープンゴルフトーナメントは8日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日2位タイからスタートした服部真夕が5アンダー67をマークし、通算10アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に浮上した。4打差の2位タイに今季2勝の李知姫（韓）、シン・ヒョンジュ（韓）の2人、初日単独トップの佐伯三貴と青山加織が通算5アンダーで4位タイにつけている。

　今季初優勝を目指す服部は、出だし1番で幸先の良いバーディを奪うと、6番、7番で連続バーディ。3アンダーで折り返した後半も10番で1つスコアを伸ばすと、その後パープレーが続いたものの最終18番をバーディで締めて5アンダー67。後続に4打差をつける独走態勢で決勝ラウンドを迎えることになった。ここ5試合連続で外国勢にさらわれている優勝を奪い返すことができるか期待したい。

　前日27位タイの横峯さくらは前半を1アンダーで回ると、後半も10番、11番で連続バーディを奪ってノーボギーの3アンダー69でラウンド。通算4アンダーとし、ディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）、前週優勝の全美貞（韓）、宋ボベ（韓）らと並ぶ6位タイに浮上している。

　その他、4位タイからスタートした森田理香子は1オーバー73で回り通算3アンダー12位タイとまずまずの位置で予選突破。現在賞金ランク日本勢トップの4位につける笠りつ子はこの日、3つスコアを落として通算1アンダー22位タイ、不動裕理は2オーバー74とスコアを崩し通算イーブンパーで若林舞衣子らと並び29位タイで予選を通過した。

　一方で、初日88位タイと大きく出遅れた有村智恵は、1バーディ、2ボギーの1オーバー73で回り、カットラインに2打届かず通算4オーバー70位タイで決勝ラウンド進出を逃した。