今季国内女子ツアーで公式戦を除き唯一4日間で開催されるサントリーレディスオープンゴルフトーナメントが7日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。スタジオアリス女子オープンで今季1勝を挙げている佐伯三貴が、6アンダー66をマークし単独首位に立った。

　インスタートの佐伯は13番までスコアカード通りのプレーとなるが、14番、15番で連続バーディを奪取。さらに17番でもバーディを奪い3アンダーで折り返すと、2番、4番、6番でも順調にバーディを重ね6アンダー66でホールアウト。ノーボギーの安定したゴルフを披露し、単独首位で2日目に臨む。

　2年連続賞金女王でディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）は、前半こそ1バーディでスコアを伸ばせず我慢のゴルフとなるが、崩れることなく後半では3バーディを奪って4アンダー68。ノーボギーの内容は2日目以降のチャージを予感させ、トップと2打差の4位タイから虎視眈々と逆転を狙う。

　今季初勝利を目指す横峯さくらと諸見里しのぶは、ともに1アンダー71の27位タイ。有村智恵は3オーバー75の88位タイと大きく出遅れた。直近の5試合連続で外国勢に優勝をさらわれている国内ツアー。賞金ランキングでもトップ3は韓国勢に占められている。ツアーのイニシアチブを取り戻す為にも、初日出遅れた国内の実力者たちに巻き返しを期待したい。

　その他では、5アンダー67の2位タイに今季2勝を挙げている李知姫（韓）と服部真夕。さらにアンと並ぶ4アンダー68の4位タイに笠りつ子、森田理香子ら5人。1打差9位タイに茂木宏美ら6人がつけ、2アンダー70の15位タイには不動裕理、上原彩子、馬場ゆかりら12人が続いている。