初日が雷雲接近のためサスペンデッドとなった国内女子ツアーのリゾートトラストレディスは2日、長野県のグランディ軽井沢ゴルフクラブを舞台に第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行い、第1ラウンド終了時に首位タイに立った全美貞（韓）が通算11アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に躍り出た。1打差の2位タイには宋ボベ（韓）、李知姫（韓）が並び、韓国勢が上位を占めている。

　第2ラウンドを首位タイでスタートした全は、前半こそダブルボギーを叩くなど1オーバーで回るも、後半に3連続バーディを含む5つのバーディを奪って4アンダー68。通算11アンダーまでスコアを伸ばしてリーダーボードの最上段を射止めた。

　韓国勢に上位を独占された2日目。日本勢のトップは笠りつ子と井芹美保子。笠は第2ラウンドをノーボギーの5アンダー67、井芹は7バーディ（3ボギー）を奪って4アンダー68で回って共に通算9アンダーの4位タイにつけた。

　大会連覇で1年ぶりの優勝を狙う横峯さくらは、第2ラウンドを3バーディ、2ボギーの1アンダー71でプレーして通算2アンダー。3年連続賞金女王を目論むアン・ソンジュ（韓）、若林舞衣子らと並び29位タイで最終日を迎えることになった。

　その他上位陣は、通算6アンダー6位タイに佐伯三貴、北田瑠衣ら5人、通算5アンダー11位タイに森田理香子、キム・ソヒ（韓）がつけている。

　一方、金田久美子、上原彩子、アマチュアの比嘉真美子は通算1オーバーでカットラインに1打及ばず予選落ちを喫した。