国内女子ツアー、ヨネックスレディスゴルフトーナメントは27日、新潟県のヨネックスカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を行い、フォン・シャンシャン（中）が馬場ゆかりとのプレーオフを制し今季初優勝を飾った。この結果、国内ツアーは4試合連続で海外勢に勝利をさらわれた。

　一進一退の優勝争いが繰り広げられた最終日。日米を股にかけて活躍するフォンは、序盤でボギーを先行させるも6番、8番でバーディを奪い返して1アンダーで折り返す。後半は13番、17番でバーディを重ねて3アンダー69をマークし、通算8アンダーでホールアウト。最終組の馬場の結果を待つ。

　その馬場は通算8アンダーの単独首位でスタートしたこの日、スコアメイクに苦しみ前半は1バーディ、2ボギーで回り1つスコアを落とす。後半は13番でバーディを奪ったものの、その後はパープレーが続き通算8アンダーで最終ホールへ。そして迎えた18番、3打目でグリーンに運び決まれば優勝のバーディチャンスをつかむも、パットはカップに届かずプレーオフに突入する。

　18番パー5で繰り返し行われたプレーオフは1ホール目では勝負がつかず、決着は2ホール目へ。ここをパーとした馬場に対して、フォンはしっかりとバーディパットを沈めてツアー通算3勝目を手にした。

　また、前日6位タイに浮上した横峯さくらは3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でラウンドし、通算4アンダー8位タイ。この日24位タイでスタートした有村智恵は1つスコアを伸ばして、不動裕理、北田瑠衣らと並んで通算1アンダー16位タイでフィニッシュした。

　その他上位陣は、通算7アンダー3位タイに笠りつ子、イ・ボミ（韓）の2人。通算6アンダー5位タイに初日のトーナメントリーダーの青木瀬令奈、テレサ・ルー（台）が入った。地元・新潟県出身のホステスプロ若林舞衣子は通算3アンダー10位タイ。14歳のアマチュア永井花奈は4オーバー76とスコアを崩し、通算3オーバー32位タイで3日間の競技を終えている。