難コンディションの中、L.ドナルド連覇&No.1奪還に王手!
2012年5月27日(日)午前9:55
強風に各選手がスコアメイクに苦しむ中、「コンディションが難しくなればなるほど自分には有利」と豪語するルーク・ドナルド(英)がポールポジションをゲットした。
欧州ツアーのフラッグシップトーナメント、BMW PGA選手権(英国、ウェントワースC)は現地時間26日、第3ラウンドの競技を終了。2位タイからスタートしたドナルドが4バーディ、1ボギーの安定した内容で3アンダー69をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし単独2位のジャスティン・ローズ(英)に2打差をつけ大会史上3人目の連覇に王手をかけた。
2万5千人のギャラリーが詰めかけたこの日、主役はやはり世界ランク1位返り咲きを目指すドナルドだった。難コンディションに60台をマークしたのはドナルドとローズ、通算3アンダー11位タイにつけるイアン・ポルター(英)の3人だけ。前日単独トップのジェームス・モリソン(英)が9オーバー81の大叩きで通算3アンダー11位タイに後退する中、「3日間で一番良いゴルフが出来た。風が巻く中、納得のいくショットが沢山あった」とドナルド。「肉体的にも精神的にもタフな戦いだったし、明日の最終日も耐久戦になりそうだけれど頑張りたい」と連覇に意欲をのぞかせた。
現世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が予選落ちを喫したため、今大会で8位以内に入ればNo.1の座を奪い返すことが出来る。だがドナルドにとって大事なのはNo.1奪還よりも優勝。ニック・ファルド(英/1980&1981年)、コリン・モンゴメリー(スコットランド/1998?2000年)に続く史上3人目の大会連覇に向けドナルドの目の色が変わってきた。
その他上位陣は、通算7アンダー単独3位にピーター・ローリー(アイルランド)。この日2アンダー70で回ったアーニー・エルス(南ア)が通算5アンダーでポール・ローリー(スコットランド)、リチャード・スターン(南ア)、ブランデン・グレイス(南ア)らと並び前日の25位タイから4位タイに浮上している。